令和2年度全国大会については、8月22日(土)に関東学院大学との共催で横浜市の同大学関内メディアセンターを会場として開催し公開講演会・研究発表・役員改選の選挙・総会・懇親会等を行う予定で、解釈学会ホームページおよび機関誌『解釈』誌上で研究発表者を募集していましたが、4月18日(土)の委員会(メール会議)で、開催を中止させていただくことになりました。

 

以下、その経緯について報告させていただき、あわせて今後のことについてお願いを申し上げます。

1.新型コロナウイルス感染症の蔓延に対応するために、3月7日(土)の常任委員会をメール会議で行い、全国大会について下記のことが決まりました。

4月18日(土)開催予定の常任委員会までに、関係役員が合議して、全国大会の研究発表申込者数等や新型コロナウイルス感染症の状況によって今年度の全国大会を中止せざるをえないと判断した場合には、常任委員会を委員会に変更し、会議の開催方法はメール会議とする。中止の最終的な決定はその委員会の判断によるものとする。

2.その後、研究発表者を募集したところ9名の応募者がありましたが、関係役員及び会場校責任者等で相談し、新型コロナウイルス感染症の蔓延状況を考慮し、全国大会開催による感染者が出ることを避けるために、開催中止を提案することとし、4月18日(土)の常任委員会を委員会に変更し、その委員会をメール会議で行いました。その結果、令和2年度解釈学会全国大会の開催を中止することが決まりました。

上記の決定は、会則第11条に「緊急の場合には会長、副会長、常任委員および委員によって構成される委員会を以て総会に代えることができる。」と規定されている委員会によるもので、解釈学会として例のない事態に対処するためであることを御諒解いただければ幸いです。

なお、今後のことにつきまして、以下のことをお願い申し上げます。

1.令和2年度全国大会で予定していた役員改選のための選挙と事業報告・決算報告および事業案・予算案等の報告・提案等につきましては、後日その方法等をお知らせしますので、その際にはご協力くださいますようお願い申し上げます。

2.今年度の解釈学会の活動は、機関誌『解釈』誌上での研究成果の発信によって充実したものにすることを目指したいと考えておりますので、令和2年度全国大会で発表を予定していた研究成果も含めて、日頃研究している成果を積極的に御投稿くださいますようお願い申し上げます。

なお機関誌『解釈』の刊行は、新型コロナウイルス感染症へのさまざまな対応のために編集・刊行に時間がかかり、刊行に遅れが出る可能性があります。ご 理解、ご諒解いただければ幸いです。

3.令和3年度解釈学会全国大会は、8月22日(日)に熊本県立大学を会場として、公開シンポジウム「漱石が住んだ熊本」(仮)と研究発表をプログラムの中心として、同大学との共催で開催する計画をすすめています。来年夏に熊本市で開催される全国大会に是非ご参加くださいますようお願い申し上げます。

                                                                 以上

令和2年4月22日 解釈学会会長 仁平道明