676集(第六十巻第一・二号)
平成26年1・2月《特集 近代》
足立巻一最晩年の仕事──整理とその継承── 森 晴彦
芹沢光治良の結核観における斬新性について 鈴木 吉維
大岡昇平「ハムレット日記」論──大岡テクストの〈非〉合理性── 野澤 涼子
野間宏の死体論──人工物によって隠蔽された自然および死体の出現── 米本由布子
北杜夫「硫黄泉」における山と自然 岡﨑 昌宏
森敦「月山」論──言語空間の中の方言── 山本 美紀
『ねじまき鳥クロニクル』改稿に関する一考察──新撰組、二・二六事件、三島由紀夫、夏目漱石をめぐって── 徳永 直彰
文学館めぐり 192 尾﨑士郎記念館 西野真由美
日中言語・文化研究国際学術共同シンポジウム2014
参加者募集のお知らせ
『解釈』における表記の統一について
解釈学会会則
◆677集(第六十巻第三・四号)
平成26年3・4月《特集 古代》
「しれもの」面白の駒をめぐって──『落窪物語』における文人作者的な要素── 芝﨑有里子
光源氏の「をのこみこ」をめぐって 吉海 直人
『源氏物語』における「限りある世」について 山崎 和子
『源氏物語』における死の「穢らひ」と「忌」 李 美淑
伊勢物語坊所鍋島家本の本文について 柳田 忠則
「二見浦百首」雑部「楊貴妃」・「王昭君」・「陵園妾」詠における『唐物語』摂取 村中 菜摘
万葉集一二七二番歌「真袖もち着せてむとかも夏草引くも」の解釈 福田 孝
文学館めぐり 193 諸橋轍次記念館 羽賀 吉昭
《「文学館めぐり」から「文学碑めぐり」へ──原稿募集》
『解釈』における表記の統一について
◆678集(第六十巻第五・六号)
平成26年5・6月《特集 国語教育》
金田一京助博士の短歌 小林 國雄
古典初学者の指導方法──主体的な学び手を育てるために── 細川 恒
強意の助詞に着目した『伊勢物語』「東下り」の学習指導 中條 敦仁
『枕草子』指導の可能性 ──大村はまの単元「古典への門─枕草子によって─」(昭五一)を通して── 坂東 智子
説話の授業──「判断力」に関する古文の授業の一報告── 菅原 利晃
古典への意欲を喚起する──漢詩戯訳の実践を通して── 大村 勅夫
絵本を出典とした教材の一考察──『世界一美しいぼくの村』(小林豊)を通して── 有働 玲子
作文の中の接続表現──「そして」と「しかし」── 鈴木 一史
文学館めぐり 194 丸山 薫記念館 小林 國雄
情報
彙報
◆
679集(第六十巻第七・八号)
平成26年7・8月《特集 近代》
加藤楸邨の句「ふくろふに真紅の手毬つかれをり」の解釈をめぐって 神田ひろみ
與謝野晶子未刊行作品についての一考察──台湾日日新報を中心に── 高 淑 玲
『かの女』 ──ヒロインはいかに創られたのか── 岸 規子
森敦「月山」成立過程にみる可能性──「月山」草稿*5①と他作品の関連を中心に──渡辺八千代
間テクスト性の試み──横光利一「夜の靴」と森敦「月山」── 井上 明芳
万葉集巻十二「羈旅發思」の歌一首の解釈 黒田 徹
文学館めぐり 195 新美南吉記念館 西野真由美
研究発表要旨
情報
『解釈』における表記の統一について
◆680集(第六十巻第九・十号)
平成 26 年9・10月《特集 中世・近世》
第四十六回解釈学会全国大会公開講演
一茶の教養と生活意識 滝澤 貞夫
漢語「桃顔」の成立 濱千代いづみ
新大納言藤原成親北の方の謎──『平家物語』成親北の方物語の位相── 渡辺 達郎
『春色梅児誉美』における女性表象 ──お長とお阿の関係を中心に── 広野 千里
文学館めぐり 196 蘆花記念館 石尾奈智子
日中言語・文化研究国際学術共同シンポジウム2014 報告 井上明芳・鈴木一史
第四十六回 解釈学会全国大会記録 細川 恒
解釈学会会則
『解釈』投稿規程
平成二十五年度事業報告
平成二十六年度事業案
平成二十五年度決算・平成二十六年度予算案
解釈学会役員
解釈学会組織図・編集委員
役員選出規程
◆681集(第六十巻第十一・十二号)
平成 26 年11・12月《特集 国語学》
「二分結合」再考──「二項結合」「二項対等結合」を論点として── 半藤 英明
VルコトガアルとVルコトガナイ 徳永 辰通
「あて」系形容動詞の本意探究──『源氏物語』を資料として── 加古 有子
「可能」と「受身」 岩下 裕一
〔研究ノート〕「日本国憲法」における受身表現 岡田 誠
和歌における文の構成──初句切れに見る句切れの発生と展開──に関する一考察 浅岡 純朗
文学館めぐり 197 宮柊二記念館 清田 文武
事務局からのお知らせ
『解釈』60巻総目次