『解釈』55巻(2009年)総目次掲載いたします。
第五十五巻第一号~第十二号
◆646集(第五十五巻第一・二号)
平成21年1・2月
《特集 近代》
田山花袋『悲劇?』を読む岸 規子
行き交う言葉、すれ違う言葉――「にごりえ」論――黄 子蘋
「セロ弾きのゴーシュ」考――イノセントな楽士の物語――宇佐美 眞
田中冬二の「正統」意識大石 嘉美
太宰治『東京八景』少考――自己回復の旅――川辺 久仁
山田詠美『ひよこの眼』における語りの再構築の可能性――「私」の語りの相対化によって開かれる読者の世界を読む――丸山 範高
『雪国』における「悲しいわ」の解釈をめぐって中村 美子
[余滴]
志賀直哉「城の崎にて」の遠景
半田 美永
文学館めぐり 162
司馬遼太郎記念館 牛島 理絵
全国大会発表者募集のお知らせ
日中共同シンポジウム関係のお知らせ
会員名簿作成調査のお知らせ
『解釈』への論文投稿とその審査について
『解釈』における表記の統一について
◆647集(第五十五巻第三・四号)
平成21年3・4月
《特集 古代》
『続日本紀』とのかかわりよりみた「壺の碑」の真為赤羽 学
『百人一首』「さねかづら」考吉海 直人
定家の松の歌二首――『和漢朗詠集』「十八公栄霜後顕」摂取の方法――
村中 菜摘
「心あてに」の歌の「顔」再考――「夕顔」巻始発部の宮廷生活的性格――
河村 幸枝
小塚直持と小塚直持揖『萬葉長歌類葉抄』について片山 武
万葉歌の構文と解釈――「夢谷 何人 事繁」の解釈を再考する――黒田 徹
「若き御心(心地)に」考――『蜻蛉日記』上巻の侍女の言葉――堤 和博
『今昔物語集』の説話構成法――パッチワーク式手法について――佐藤 浩平
〈図書紹介〉
『上代文学研究論集』
片山武・星野五彦編著 万葉書房発行
文学館めぐり 163
三重県立熊野古道センター 半田 美永
平成21年度 解釈学会全国大会研究発表者募集のお知らせ
日中共同シンポジウム関係のお知らせ
◆648集(第五十五巻第五・六号)
平成21年5・6月
《特集 国語教育》
「お笑い」から構想する国語科の授業――日常生活の中の話題に関する対話学習のために――町田 守弘
学習者の「そして」使用から見た口語文法学習の課題山下 直
菊池寛編『新文芸読本』の文芸実践
武藤 清吾
大村はまによる単元学習指導「古典入門―古典に親しむ」についての考察――学習者は古典世界をどのように内面化したか――坂東 智子
人間関係に視点をおいた「源氏物語」の指導宮武 里衣
高等学校の古典教育における季節感の指導について――『源氏物語』須磨巻を例に――大石こずえ
詩教材の可能性を創造する――工藤直子「野原はうたう」前嶋 深雪
文学館めぐり 164
藤枝市文学館小林 國雄
国語教育情報
日中共同シンポジウム関係のお知らせ
事務局からのお知らせ
◆649集(第五十五巻第七・八号)
平成21年7・8月
《特集 近代》
川端康成「舞踊靴」(掌の小説)論――谷崎潤一郎「富美子の足」に触れつつ――森 晴雄
川端康成「二十歳」論――「幼心」と「女性的なもの」――中嶋 展子
三島由紀夫『岬にての物語』論――雲の造形に見る心理描写――阿部 孝子
大江健三郎『人生の親戚』における文学と死伊藤久美子
水原秋桜子――俳句革新の第一歩――
赤羽 学
誓子の時鳥横川 知之
文学館めぐり 165
一宮市尾西歴史民俗資料館片山 武
『解釈』における表記の統一について
平成21年度 第41回解釈学会全国大会発表要旨
◆650集(第五十五巻第九・十号)
平成21年9・10月
《特集 中世・近世》
「稀の細道」考――隠遁者の道への視線――稲田 利徳
『平家物語』本馬五郎説話の周辺
渡辺 達郎
琳賢の和歌と基俊の判詞――『中宮亮顕輔家歌合』注解――木村 尚志
平成二十一年度 第四十一回解釈学会 全国大会公開講演記録
すりかわる『源氏物語』――擬装の恋物語――吉海 直人
全国大会記録細川 恒
第三回解釈学会奨励賞選評井上 謙
日中言語文化研究国際共同シンポジウム 基調報告
最近の日本文学と中国羽鳥 徹哉
日中言語文化研究国際共同シンポジウム 基調講演
日本文学と中国仏教文物黄色 瑞華
シンポジウム報告若林 俊英
書評
清田文武著『¥外字(9972)外文芸とその影響』
半田 美永
図書紹介
小林國雄編著『文学 今日は何の日』
片山 武
半田美永歌集『中原の風』川井 盛次
文学館めぐり 166
虚子記念文学館玉手のり子
解釈学会決算書・予算書
解釈学会事業報告・事業案
『解釈』にける表記の統一について
◆651集(第五十五巻第十一・十二号)
平成21年11・12月
《特集 国語学》
現代語「さらなる」をどう見るか
竹林 一志
題目、題目語とは何か半藤 英明
古代語における疑問条件表現の変遷――ヤ・カの消長との関連から――
堀尾香代子
存在疑問文の変遷――疑問形式と存在確認対象と助詞――徳永 辰通
[余滴]
国語辞典の用例についての課題――副詞「どうして」のばあいについてのちいさな調査から――岡崎 和夫
日中言語文化研究国際共同シンポジウム
〈基調講演〉
日本文化の捉え方をめぐる日本人の模索
――九鬼周造と加藤周一を例として――
彭 曦
〈基調報告〉
話者自己中心的な言語意識と日本語表現
呉 立 新
〈研究発表〉
『日本文化実践』に見る中日交流の五年間
――南京大学『日本文化実践』コース――
汪 平
〈図書紹介〉
遠山 忠史著『なよ竹物語研究』
平林 文雄
文学館めぐり 167
刈谷市中央図書館内村上文庫片山 武
解釈学会会則
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