『解釈』総目次 第六十七巻第一号〜第十二号
◆718集(第六十七巻第一・二号)令和3年1・2月《特集 近代》
太田玉茗「桂園和歌論」の位相──大西祝およびハルトマンとの関連から── 小堀 洋平
芥川文学における一九二〇年前後──「捨児」を例に── 管 美燕
太宰治「律子と貞子」論──理想の妻像を手がかりとして── 廖 秀娟
中上健次初期作品論 ──〈秋幸サーガ〉の生成過程─- 佐藤 綾佳
吉村昭『花渡る海』論 勝倉 壽一
森敦「月山」論──夢みる「わたし」の物語── 山本 美紀
令和3年度解釈学会全国大会開催について
文学碑めぐり 37
「竹馬やいろはにほへとちり〴〵に」──久保田万太郎句碑(浅草神社) 仁平 道明
『解釈』創刊趣意書
あとがき
◆719集(第六十七巻第三・四号)令和3年3・4月《特集 古代》
遣新羅使人歌と家持歌の用字「香母」 仁平 道明
万葉集巻十七・三八九八番歌の解釈──「歌乞」の訓読をめぐって── 黒田 徹
『源氏物語』「たゆげ」考 吉海 直人
『源氏物語』若菜上巻「のたまはせつけ」敬語考 藁谷 隆純
〔研究ノート〕『河海抄』所引の杜詩の出所確認 田中 政幸
定家「あらしふく」詠における「あるじ」──『源氏物語』「須磨」巻および『白氏文集』・『菅家後集』摂取を中心に──村中 菜摘
田山花袋と若山牧水──「白鳥は」と「白い鳥」、「越えて山」と「幾山河」── 石上 敏
文学碑めぐり 38
万葉集巻十四東歌「鳰鳥の葛飾早稲を」の歌碑(千葉県野田市中根八幡前遺跡) 黒田 徹
令和3年度解釈学会全国大会(第53回)
研究発表者募集のお知らせ
『解釈』創刊趣意書
解釈学会会則
あとがき
◆ 720 集(第六十七巻第五・六号)令和3年5・6月《特集 国語教育》
児童・生徒作文における条件表現の出現状況──「手」を題材にした作文の場合──松崎 史周
文化現象としての引用をめぐる単元構想──『シン・ゴジラ』における『古事記』引用を例に──船越 亮佑
写真を教材とした作文指導の試み──看図作文を取り入れた実践に即して──王 培
故事成語「狐借虎威」教材考──成立と受容の観点に照らして── 樋口 敦士
文学的な文章を「読むこと」の意義──「盆土産」を対象に、アクターネットワークの視点より──前嶋 深雪
三島由紀夫「祈りの日に記き」と東文彦「四君子」──遊戯の痕跡──阿部 孝子
文学碑めぐり 39
海野厚童謡碑「背くらべ」(静岡市)中村 孝一
彙報
あとがき
◆721集(第六十七巻第七・八号)令和3年7・8月《特集 近代》
「南京の基督」考──〈事実〉と〈物語〉── 大内 純
芥川龍之介「庭」論:近代化における自己の確立 謝 銀萍
宗左近の定型押韻詩──ランボー及びシュルレアリスムの受容との関わりから──大川内夏樹
〔資料紹介〕
森槐南の『漢唐小説史』をめぐって──明治期漢詩人による中国小説史── 佐藤 裕亮
令和三年度解釈学会全国大会(第五十三回)紙上シンポジウム
漱石が住んだ熊本 半藤 英明
熊本時代の漱石 西川 盛雄
反橋の小さく見ゆる芙蓉哉 ──漱石の熊本時代の俳句と広重── 仁平 道明
文学碑めぐり 40
永井荷風の文学碑(千葉県市川市菅野 白幡天神社) 黒田 徹
令和三年度 第53回解釈学会全国大会研究発表要旨
あとがき
◆722集(第六十七巻第九・十号)令和3年9・10月《特集 中世・近世》
歌枕「向かひの岡」考 西山 秀人
『今昔物語集』巻九の考察 ──孝子説話を中心として── 張 燕波
『春色梅児誉美』に於ける旅の要素と為永春水の意図──武州金沢・江の嶋と成田・佐倉をめぐり── 広野 千里
令和三年度解釈学会全国大会(第五十三回)研究発表報告
「清滝や波にちり込こむ青松葉」考──支考と去来の証言を検証する──石上 敏
太宰治『花火』論──「作者」の〈語り〉と「一少女」の〈言葉〉──北川 秀人
文学碑めぐり 41
『十六夜日記』と鎌倉織田百合子
令和三年度 解釈学会全国大会(第53回)全国大会記録 樊 穎
令和二年度事業報告
令和三年度事業案
令和二年度決算・令和三年度予算案
『解釈』表紙 文学碑めぐり掲載リスト
あとがき
◆723集(第六十七巻第十一・十二号)令和3年11・12月《特集 国語学》
誂え文の主語 半藤 英明
現象文に見られる主観性 田中利砂子
「さは・さば」考 岩下 裕一
平家物語八坂系巻九の川瀬本・右田本などの性格──流布本などとの関係── 伊藤 一重
〔研究ノート〕吉村昭「漂流」論勝倉 壽一
三河俳壇「キラヽ」と「作楽」──大正期の地方俳誌の様相── 加藤 早苗
図書紹介 柳田忠則著 大和物語の研究 西山 秀人
文学碑めぐり 42
其角句碑 草茎をつつむ葉もなき雲間哉(台東区 出山寺)石尾奈智子
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解釈学会会則
『解釈』投稿規程
『解釈』創刊趣意書
『解釈』における表記の統一について
あとがき