『解釈』総目次  第六十六巻第一号〜第十二号

◆712集(第六十六巻第一・二号)令和2年1・2月《特集 近代》
夏目文学における「野分」の意義──〈淋しさの文学〉という観点から── 竹林 一志
森鷗外「普請中」論──「某大教正の書いた神代文字」を手がかりに── 岩谷 泰之
林京子の上海──黄浦江に象徴される上海── 井上  聰
中上健次『鳳仙花』論──史実の歪みから見える天皇批判── 佐藤 綾佳
日本文学におけるナル表現──「竹取物語」「和泉式部日記」「浮雲」を端緒に── 山本 美紀
研究余滴 「令」はウルハシくない 仁平 道明
研究余滴  横川唐陽の旧蔵書について 佐藤 裕亮
研究余滴 『海からの声』──福永武彦と妣ははの国── 和田 能卓
文学碑めぐり 31伊藤左千夫『野菊の墓』文学碑(千葉県松戸市下矢切 西蓮寺) 黒田  徹
日中言語・文化研究国際学術共同シンポジウム2020 参加者募集のお知らせ
解釈学会会則
『解釈』投稿規程
『解釈』創刊趣意書
あとがき
◆713集(第六十六巻第三・四号)令和2年3・4月《特集 古代》
『出雲国風土記』河川考 梅木  裕
万葉集における「ずは」の歌の解釈  黒田 徹
但馬皇女「朝川渡」の解釈──決別の川渡── 津田 大樹
『源氏物語』藤裏葉巻「いくかへり露けき春」歌の解釈 藁谷 隆純
夢浮橋巻 「入道の姫君」呼称について──僧都の手紙の一解釈── 早乙女利光
定家「花月百首」の「桜花」詠の背景──『源氏物語』摂取および歌題変遷との関連から── 村中 菜摘
『百人一首』「閨のひま」考 吉海 直人
文学碑めぐり 32 梅花宴の万葉歌碑 ~令和に寄せて~(福岡県太宰府市内) 堀尾香代子
令和2年度解釈学会全国大会(第52回)研究発表者募集のお知らせ
日中言語・文化研究国際学術共同シンポジウム2020 中止のお知らせ
解釈学会会則
『解釈』創刊趣意書
あとがき

714集(第六十六巻第五・六号)令和2年5・6月《特集 国語教育》
言語化能力と連動する「見る」力の系統的な育成──君は『最後の晩餐』を知っているか(中二)── 坂東 智子
語句に着目した「お手紙」の読解──動詞の考察を中心に── 加古 有子
中学校文学的な文章に潜在する筋を俯瞰的に読み解く方法論の開発  尾矢 貞雄
英語版百人一首を用いた授業実践──中等二年「国語」における連携授業のまとめとして── 石井 明子
漢文教材における反証的視点──「矛盾」に着目して──  樋口 敦士
昭和30年代のことばの教育──西成瀬小学校の指導より── 有働 玲子
文学碑めぐり 33 小川未明詩碑「雲の如く」(上越市) 中村 孝一
令和2年度解釈学会全国大会中止のお知らせとお願い
解釈学会会長 仁平 道明
あとがき
◆715集(第六十六巻第七・八号)令和2年7・8月《特集 近代》
横光利一初期作品論──『白鳩』掲載の「小説 微笑」と『ドドド』掲載の詩── 佐々木靖章
小田原から箱根、熱海方面での成島柳北──『熱海文藪』を中心に── 具島美佐子
明治三十二年前後の碧梧桐──「客観」と「写生趣味」の見直しを軸に── 田部 知季
川端康成『日も月も』論──雪舟「山水図」と『古今和歌集』を中心にして── 中嶋 展子
栗木京子短歌における視点の変化に関する考察──傍観者から当事者へ、そして行動者の視点へ── 草木美智子
書 評 町田 守弘 著 国語教育を楽しむ 金子 泰子
文学碑めぐり 34 与謝野晶子「松戸の丘」の歌碑(千葉大学松戸キャンパス) 黒田  徹
解釈学会会則
『解釈』投稿規程
あとがき
解釈学会役員改選選挙について
◆716集(第六十六巻第九・十号)令和2年9・10月《特集 中世・近世》
「茶俵」考 本間 正幸三十六歌仙と「もミぢつくし」 大石こずえ
『今昔物語集』の「始皇帝説話」の考察 張 燕 波
『明星抄』における『河海抄』利用の様相──宗祇注の享受と関連させて── 渡橋 恭子
『春色梅児誉美』における米八の幸せと孤独からの解放──覚悟と信念に基づくひたむきな愛── 広野 千里
研究余滴 道綱母と時姫の短連歌及び短連歌史余説 堤  和博
文学碑めぐり 35 横瀬夜雨の詩碑 柳田 忠則
新役員一覧
会長ごあいさつ 会員の皆様へ 柳田 忠則
令和元年度事業報告
令和二年度事業案
令和元年度決算・令和二年度予算案
『解釈』投稿規程
『解釈』における表記の統一について
あとがき
◆717集(第六十六巻第十一・十二号)令和2年11・12月《特集 国語学》
発話者は主語ではない 半藤 英明
二重否定「~ないとは(も)限らない」の二種の型をめぐって──配慮表現としての緩和用法を中心に── 大堀 裕美
三尾砂の「場」と文類型 田中利砂子
法華経訓読史から観た『観音経和訓図会』と『観音経略図解』──「若~者」・「有」兼語文の読み方── 今井  亨
『続千載和歌集』の「詞書」の語彙──総体論的な特徴と、いくつかの特徴的な使用語── 若林 俊英
『平家物語』における「かたがた」の解釈 濱千代いづみ
文学碑めぐり 36 水原秋櫻子「葛飾や」の句碑(東京都葛飾区立柴又公園) 黒田  徹
総目次
『解釈』投稿規程
あとがき