『解釈』総目次第六十四巻第一号〜第十二号
◆700集(第六十四巻第一・二号)平成30年1・2月《特集 近代》
森鷗外と仏教──「里芋の芽と不動の目」を中心に── 岩谷 泰之
志賀直哉「城の崎にて」論──「原因」の変化、「偶然」の感知── 柳澤 広識
谷崎潤一郎と人魚の邂逅──「人魚の嘆き」と活動写真「海神の娘」「美人島」との関連── 木村 愛美
谷崎潤一郎「私」論──秘密という技法── 田村 悠
森敦「われ逝くもののごとく」の特性──物語を語り、体験する── 井上 明芳
村松友視と上海──『鎌倉のおばさん』をめぐって── 井上 聰
文学碑めぐり 19 童謡「かなりや」碑(上野公園不忍池畔) 仁平 道明
図書紹介 半田美永 著 近代文学研究叢書六一『近代作家の基層─文学の〈生成〉と〈再生〉・序説─』 森 晴彦
全国大会研究発表者募集のお知らせ
《『赤い鳥』創刊100年記念──特集・児童文学》原稿募集
日中言語・文化研究国際学術共同シンポジウム2018 参加者募集のお知らせ
『解釈』創刊趣意書
解釈学会会則
あとがき
彙報
◆701集(第六十四巻第三・四号)平成30年3・4月《特集 古代》
万葉語「とほしろし」の解釈 黒田 徹
後撰集一〇一六番歌の解釈について 福田 孝
すれ違う男と女の物語──『大和物語』百四十八段・百四十九段再読── 猪平 直人
昇進・出世を表す「あがる」「のぼる」考──『源氏物語』例を中心に── 山崎 和子
中古『源氏物語』における「むかはり」考 岸 ひとみ
定家「跡たえて」詠における漢詩文的発想──閑庭の青苔に散り敷く花の歌の系譜から── 村中 菜摘
研究余滴 『赤い鳥』に投稿した新美南吉の童謡 仁平 道明
文学碑めぐり 20小牧市の松尾芭蕉芋洗句碑 恒松 侃
全国大会研究発表者募集のお知らせ
日中言語・文化研究国際学術共同シンポジウム2018 参加者募集のお知らせ
『解釈』投稿規程
あとがき
彙報
◆702集(第六十四巻第五・六号)平成30年5・6月《特集 国語教育》
児童作文における「語りかけ性」を有する表現の分析──一九九二年と二〇一六年の作文を比較して── 松崎 史周
古典への親しみを育む古典単元の提案──「小倉百人一首」の書き換えを中心として── 大村 勅夫
『平家物語』「木曽の最期」を読み直す 細川 恒
唐詩「芙蓉楼送辛漸」を用いた実践授業──「平仄」・「詩眼」に着目して──樋口 敦士
教員志望の大学生に対する漢字の考え方の指導──「常用漢字表の字体・字形に関する指針」を踏まえて── 小沢 貴雄
一九五〇年代の国語教育の一考察──東京都大田区西六郷小学校の「話しことばの指導」を用いて──有働 玲子
書評 北川久美子 著 北川先生の作文教室 町田 守弘
文学碑めぐり 21 思うどち 遊び惚けぬ そのかみの 香貫我入道 みなとまち 夏は夏草 冬は冬濤 井上 靖 小林 國雄
国語教育情報
あとがき
彙報
◆703集(第六十四巻第七・八号)平成30年7・8月《特集 『赤い鳥』創刊一〇〇年記念特集:児童文学》
芥川龍之介「蜘蛛の糸」の構造──なぜ「糸」は切れたか──橋浦 洋志
『赤い鳥』編集者の要請──芥川龍之介「魔術」への逆照射──下岸 大助
あまんきみこのメタフィクション──『もうひとつの空』 西田谷 洋
児童文学教材における「語り」の構造──杉みき子「わらぐつの中の神様」(小学校五年)を通して── 菅原 利晃
〔研究ノート〕 野口雨情の童謡観 仁平 道明
研究余滴 「静岡県郷土唱歌」について 桜井 仁
研究余滴 アニメ『赤い鳥』のメロス 和田 能卓
研究余滴 安房直子の世界と「源氏物語」西野真由美
研究余滴 田山花袋における「平面描写」論の一基盤──短編小説「不安」に触れつつ──小堀 洋平
〔資料紹介〕夏目漱石・もう一つの履歴書 翻刻と考察 佐々木靖章
文学碑めぐり 22石原和三郎歌碑(旧花輪小学校記念館・群馬大学教育学部) 河内 昭浩
平成30年度 第50回解釈学会全国大会 研究発表要旨
『解釈』投稿規程
解釈学会会則
あとがき
◆704集(第六十四巻第九・十号)30年9・10 月《特集 中世・近世》
平成三十年度解釈学会全国大会(第五十回)公開シンポジウム報告
童謡の成立と展開──『赤い鳥』へ、そして『赤い鳥』から── 仁平 道明
群馬と童謡──石原和三郎と井上武士──河内 昭浩
赤い鳥童謡と新美南吉 織江りょう
特集 中世・近世
『水鏡』「十一代垂仁天皇」の解釈 勝倉 壽一
遁世者の選択──『撰集抄』の世界── 佐藤 浩平
有力得宗被官家の成立期に関する一考察 梶川 貴子
『春色梅児誉美』における主人公丹次郎の役割と価値観 広野 千里
文学碑めぐり 23「からたちの花」の碑(巣鴨教会) 仁平 道明
平成三十年度 解釈学会全国大会(第五十回)大会記録 山本 美紀
日中言語・文化研究国際学術共同シンポジウム2018 報告 山本 美紀
平成二十九年度事業報告
平成三十年度事業案
平成二十九年度決算・平成三十年度予算案
解釈学会 役員
あとがき
彙報
◆705集(第六十四巻第十一・十二号)平成30年11 ・12月 《特集 国語学》
現代語の「こそ」構文とモダリティ形式 田中利砂子
主語論の方法──三上章の主語否定論についての検討を足がかりとして── 竹林 一志
『拾遺抄』の「詞書」の語彙について若林 俊英
〔研究ノート〕 山本周五郎『小説日本婦道記』「桃の井戸」における敬語小考 藁谷 隆純
坪内逍遙の小説に表象された女性観
──『当世書生気質』『妹と背かゞみ』「細君」「巣守の妻」を素材に── 清水 徹
文学碑めぐり 24 大伴家持「須賣呂伎能」歌碑(黄金山神社) 仁平 道明
解釈学会会則
『解釈』投稿規程
総目次
あとがき
彙報