『解釈』総目次第六十五巻第一号〜第十二号

◆706集(第六十五巻第一・二号)平成31年1・2月《特集 近代》
〔資料紹介〕横川唐陽の漢詩集について──東京大学附属図書館所蔵資料より── 佐藤 裕亮
〔研究ノート〕森敦「われ逝くもののごとく」の表現の考察──体感的表現をめぐって── 前田夏菜子
片山廣子の短歌とアイルランド文学──遠きわたつみを夢見た、「越びと」と芥川龍之介── 清水麻利子
表象される吹浦──森敦「意味の変容」を機能させる地── 井上 明芳
森敦「月山」の本文──草稿と完成稿にみる反復の理論── 山本 美紀
中国における吉本ばなな文学の受容 ──『キッチン』を中心として── 鄭  秋迪
文学碑めぐり25 源実朝の歌碑(鎌倉市/鎌倉国宝館・鎌倉商工会議所・鎌倉海浜公園) 織田百合子
解釈学会会則
『解釈』投稿規程
2019 年度解釈学会全国大会 研究発表者募集のお知らせ
『解釈』平成三十一年度編集委員
あとがき
◆707集(第六十五巻第三・四号)平成31年3・4月《特集 古代》
「鴛鴦」考──『源氏物語』朝顔巻光源氏歌を中心に── 小西 美来
「香をなつかしみ」考──『源氏物語』の造語として──吉海直人・岸ひとみ
浮舟の辞世歌──「風」と「巻数」をキーワードに読む──山崎 和子
『源氏物語』胡蝶巻「(浅くも思ひ)きこえさせ(ぬ心ざしに)」の解釈藁谷 隆純
〔研究ノート〕『河海抄』が引く『文選』の「形 ヲソシ」について  田中 政幸
定家「夕まぐれ」詠における伝統と革新──風の表現および桐の素材を中心に── 村中 菜摘
万葉集巻十四「東歌」解釈一題─「いで子賜たばりに」考── 黒田  徹
文学碑めぐり26  勝田香月「出船」歌碑(能代港) 仁平 道明
解釈学会会則
『解釈』投稿規程
『解釈』創刊趣意書
解釈学会賞規程
あとがき

◆708集(第六十五巻第五・六号)令和元年5・6月《特集 国語教育》
作文・推敲につながる文法指導の内容──全国学力・学習状況調査の結果をもとに── 松崎 史周
「先従隗始」考──解釈の二重性とその変遷に着目して── 樋口 敦士
『徒然草』第十段「家居のつきづきしく」の授業──現代に通じる「ものの見方や考え方」を読み取らせることで古典に親しませる── 菅原 利晃
作者の描き分けを解釈する『ママゴト』(松田洋子)の授業──国語科教育でストーリーマンガを扱う可能性を探る── 山田 範子
文章題理解の実際と解法──確率文章表現の読み方と考え方の相関── 渡部洋一郎
〔研究ノート〕「春のうた」(草野心平)の教材としての受容史──「雲」と「蜘蛛」の解釈と実践──千種 彰典
国語教育情報
会員名簿発行について
文学館情報
文学碑めぐり 27 若山牧水歌碑「幾山河こえさりゆかば寂しさのはてなむ國ぞけふも旅ゆく」  中村 孝一
あとがき
◆709集(第六十五巻第七・八号)令和元年7・8月《特集 近代》
流行の水脈に咲く〈新しい美〉──谷崎潤一郎「青い花」論── 木村 愛美
森鷗外と仏教──「日蓮聖人辻説法」を中心に── 岩谷 泰之
太宰治『お伽草紙』論──「舌切雀」に見る〈言葉〉と〈嘘〉── 尾山 真麻
栗木京子短歌における「引用」の意図と展開──「俳句」の引用を中心として── 草木美智子
〔資料紹介〕
田山花袋「小法官」翻訳稿本──『アラビアン・ナイト』受容の一資料── 小堀 洋平
〈会員名簿作成現況調査について〉
文学碑めぐり 28  長塚節の歌碑(岐阜県各務原市那加門前町三丁目/市民公園)濱千代いづみ
令和元年度 第51回解釈学会全国大会 研究発表要旨
あとがき
◆710集(第六十五巻第九・十号)令和元年9・10月《特集 中世・近世》
『一葉抄』における『河海抄』享受の様相  渡橋 恭子
言語遊戯のゆくえ──『俳諧次韻』をめぐって──  本間 正幸
平家物語八坂系巻九の川瀬本・右田本などの性格──本文の独自性について──  伊藤 一重
『私聚百因縁集』唐土篇における説話の採録  竹ヶ原康弘
『春色梅児誉美』における女髪結いのお由──姉御肌のお由のなかにあるほのめく色香と愛らしさ──  広野 千里
虚構の民俗的カテゴリー──小川洋子「百科事典少女」──西田谷 洋
文学碑めぐり29  梶井基次郎「城のある町にて」文学碑  恒松  侃
令和元年度 解釈学会全国大会(第五十一回)大会記録  黒田  徹
第十三回解釈学会賞選考経過及び選考結果の報告  柳田 忠則
平成三十年度事業報告
2019 年度事業案
平成三十年度決算・2019 年度予算案
あとがき
711集(第六十五巻第十一・十二号)令和元年11・12月《特集 国語学》

経文訓読上の工夫と勧化──『観音経和訓図会』における熟字の読み方──今井  亨
接尾語「ぶる」と「がる」との比較  髙田 優樹
所謂対象を表すガ格の再考  家城亜裕実
現象文について  田中利砂子
令和元年度解釈学会全国大会(第五一回)公開講演記録
岐阜県のたから物「地歌舞伎」の特徴と次世代への伝承  安田 徳子
三島由紀夫が聴いたチェンバロ──東文彦の小説との関連──阿部 孝子
文学碑めぐり 30前田夕暮歌碑(神奈川県秦野市「おおね公園」)山田 吉郎
総目次
あとがき