『解釈』総目次
第七十巻第一号~第四号
◆736集(第七十巻第一号)
令和6年2月
《特集 近・現代文学》
文部省唱歌「廣瀬中佐」の成立
──同時代の教材や歌曲を視野に──
笹本玲央奈
芥川龍之介「杜子春」考
──〈結末〉をめぐって──
大内 純
牧野信一「バラルダ物語」論
──原始イメージの批評的機能──
青木怜依奈
三島由紀夫『剣』における壬生の心理
──崇拝者の破壊衝動と〈水〉の造形── 阿部 孝子
一九八〇年代以降の三浦綾子と戦争
──戦争をめぐるエッセイ・談話記事に注目して── 竹林 一志
エッセイスト酒井順子論・序説
安元 隆子
村松友視の原風景
──『ゆれる階』をめぐって──
井上 聰
栗木京子短歌における身体語彙の考察
──「歯」「耳」の表現が示唆するもの── 草木美智子
〔研究ノート〕
『いさゝ川』の短歌考 清水麻利子
文学碑めぐり 55
野口雨情「あの町この町」の碑(宇都宮市鶴田町) 仁平 道明
令和六年度第56回 解釈学会全国大会
研究発表者募集のお知らせ
『解釈』第70巻特別寄稿──解釈と私──
あとがき
彙報
◆737集(第七十巻第二号)
令和6年5月
《特集 国語教育》
あまんきみこ「白いぼうし」における〈異世界の入り口と出口〉の二つの可能性
──〈視界・視線の変化〉と〈「白いぼうし」そのもの〉──
堀江 祐爾
学習者一人一人が自己の読みを表現する授業の創造
──小学二年生「お手紙」の実践を通して── 長屋 樹廣
接続語句に着目した読み方により説明的文章の要点をどの程度正確に捉えられるか
渡邉 幸佑
国語科における中学生の選書意識の変化についての検討
──絵本の読みあいを通じて──
鎌田 明美
現代短歌における「評」の活用
──「文学国語」での「共感」伸長に向けて── 大村 勅夫
故事成語「朝三暮四」教材考
──成立と受容の観点に照らして──
樋口 敦士
教材「江漢西遊日記」考
佐野比呂己・佐野 理美
文学碑めぐり 56
宗祇句碑「三嶋千句」(静岡県・三島市)
中村 孝一
あとがき
彙報
◆738集(第七十巻第三号)
令和6年8月
《特集 古典文学》
大伴家持最後のほととぎす詠・追考
──家持と池主── 村瀬 憲夫
源順歌の神祇的表現 西山 秀人
かぐや姫の和歌の機能
──帝に対する返歌と姫の贈歌二首の検討── 曽根 誠一
『落窪物語』の叙法について
濱橋 顕一
『最勝四天王院障子和歌』における定家の「嵐ふく」詠(更科里)の表現
村中 菜摘
「難波の枯葉夢なれや」考
──歌語「難波の葦」の系譜との関わり── 石上 敏
《資料紹介》
『彼岸過迄』校正に関する漱石の全集未収録書簡
──林原(岡田)耕三からの問い合わせへの回答── 仁平 道明
文学碑めぐり 57
西行歌碑とブロンズ像(和歌山県・紀の川市窪) 半田 美永
令和六年度第56回 解釈学会全国大会
研究発表要旨
あとがき
彙報
◆739集(第七十巻第四号)
令和6年11月
《特集 国語学》
「嘲り文」の体系について 六城 雅章
「まばゆい」の意味の変遷について
嶺田 明美
『源氏物語』「はかなき御果物だに御覧じ入れず」考
──不食の病── 吉海 直人
万葉集から新古今集へ
──「なかりけり」の解釈をめぐって── 黒田 徹
〔研究余滴〕
徳冨蘆花の信仰心 半藤 英明
令和六年度第56回 解釈学会全国大会公開講演記録
どのようにして「子どもの読み」に出会うか
──児童文学研究と国語科教育研究を往還しながら考える── 宮川 健郎
令和七年度第57回 解釈学会全国大会
研究発表者募集のお知らせ
文学碑めぐり 58
伊藤左千夫にまつわる文学碑と山武市歴史民俗資料館(千葉県山武市殿台三四三─二) 那須 妙子
令和六年度第56回 全国大会記録
令和五年度事業報告・令和六年度事業案
令和五年度決算・令和六度予算案
解釈学会役員
『解釈』総目次
彙報
あとがき
会長挨拶