『解釈』総目次
第七十一巻第一号~第四号
◆740集(第七十一巻第一号)
令和7年2月
《特集 近・現代文学》
幸田露伴「伽羅物語」の初出をめぐって
──仏教婦人雑誌『道之友』における「伽羅燼」── 岩谷 泰之
「明暗」執筆期の漱石詩における「独」「孤」
──使用頻度と用法をめぐって──
竹林 一志
芹沢光治良の恋愛
──その虚と実── 鈴木 吉維
石原文学における〈家族〉
──父性の喪失と見えざる〈環〉をめぐって── 杉崎 輝久
ドナルド・キーンの日本文学・日本文化紹介について 福井 誠希
《資料紹介》
安部ヨリミに関する基礎的研究
──童話「太郎さんと鼻」他一編と書簡二通紹介及び解題── 倉地 智哉
令和七年度第57回 解釈学会全国大会研究発表者募集のお知らせ
文学碑めぐり 59
崇徳院の歌碑・若山牧水の歌碑(香川県香川郡直島町) 伊藤 一重
あとがき
彙報
◆741集(第七十一巻第二号)
令和7年5月
《特集 国語教育》
秋田喜三郎の想像文創作指導
──一九二〇~三〇年代の実践を中心に── 小森 眞人
学習者が主体的に読みを創造する国語授業の在り方
──小学校一年「『おむすびころりん』音読スーパースターへの道」の実践を通して── 長屋 樹廣
自立した読み手を育てる読むことの学習指導研究
──ワークショップ型授業と選択場面の導入による主体的な学びの実現──
渥美 伸彦
インクルーシブ教育を目指した肢体不自由特別支援学校の「書くこと」単元
──身体に関する語彙の習得と活用を通して── 小沢 貴雄
構造の共起に着眼して「表現の効果」を読み解く方法論の開発
──エピソードの「三度の繰り返し」構造と「額縁構造」という異なる構造の
共起に仕掛けられた意味を捉える──
尾矢 貞雄
説明的文章のキーセンテンスを捉える読解方法の有効性評価 渡邉 幸佑
主題に基づいて読み深める古典授業
──『蜻蛉日記』「町の小路の女」の実践── 寺西 創
共感と他者化の往還を経験させる古典学習
──『源氏物語』の心内語に注目して── 諏訪園 純
《資料紹介》
徳富蘇峰の原田助あて書付について
半藤 英明
文学碑めぐり 60
谷川俊太郎 校歌碑(静岡県牧之原市・静岡市) 中村 孝一
あとがき
彙報
◆742集(第七十一巻第三号)
令和7年8月
《特集 古典文学》
万葉集巻十八平安時代修復説を再考する
黒田 徹
『竹取物語』の時間映像 仁平 道明
能因法師「嵐吹く」歌について
吉海 直人
定家『歌合百首』(『六百番歌合』)における「嵐ふく」詠の背景 村中 菜摘
『私聚百因縁集』巻六第一六話の出典に関する小考 竹ヶ原康弘
『徒然草』はいかに翻訳されたか
──その英題をめぐって──
小枝 駿
巾と木槿
──『冬の日』所収「琵琶打」の句をめぐって── 本間 正幸
「彼岸過迄」のルビ(振り仮名)に見る漱石の意図と思考過程
──全集未収録書簡を足掛かりに──
佐藤 拓雄
〔研究余滴〕
『源氏物語』若菜上巻における「おぼゆ」「(さぶらひ)たまふ」「おはします」小考 藁谷 隆純
文学碑めぐり 61
萬葉歌碑・作者未詳
(和歌山県有田市糸我町 得生寺境内)
半田 美永
令和七年度第57回 解釈学会全国大会研究発表要旨
あとがき
彙報
◆743集(第七十一巻第四号)
令和7年11月
《特集 国語学》
中古語の「…に等し」と「…と等し」について
辻本 桜介
中古和文における「早し」と「疾し」
佐藤 友迪
新語「自分軸」の使用増加要因
──使用者層の拡大を中心に──
谷口 悠
故事成語「漁夫の利」考
──成立と受容の観点に着目して──
樋口 敦士
〔研究余滴〕
徳冨蘆花と今治 半藤 英明
《新刊自己紹介》
『とはずがたりの敬語論考』 宮内 健治
《令和七年度第57回
解釈学会全国大会公開講演記録》
司馬遼太郎のこと 上村 洋行
東大阪市と司馬遼太郎 石上 敏
文学碑めぐり 62
安部公房記念碑(東鷹栖・近文第一小学校)
──安部公房の北海道体験──
倉地 智哉
令和七年度第57回 全国大会記録
伊藤 一重/山本 美紀
令和八年度第58回 解釈学会全国大会研究発表者募集のお知らせ・全国大会参加費改定のお知らせ
令和六年度事業報告・令和七年度事業案
令和六年度決算報告・令和七年度予算案
『解釈』投稿規程・投稿規程の主な変更点・次年度編集委員
『解釈』総目次
解釈学会会則
『解釈』表紙 文学碑めぐり 掲載リスト
彙報
あとがき
会費に関する規則
